株式会社北海道CIC研究所

第4回 秋の風物詩 ~インディアン水車~

秋の風物詩 ~インディアン水車~

2011年12月22日(木)更新

「インディアン水車」によるサケの捕獲風景

「インディアン水車」によるサケの捕獲風景

「千歳川」は、支笏・樽前火山群のフレ岳を源とし、国立公園「支笏湖」を経て、千歳市街地を流下する、日本における「近代サケマス孵化放流事業・発祥の川」。毎年秋、サケが遡上する千歳川では、「インディアン水車」と呼ばれる【水車】によるサケの捕獲風景が「風物詩」となっています。

『千歳サケのふるさと館』(道の駅「サーモンパーク千歳」内)

『千歳サケのふるさと館』(道の駅「サーモンパーク千歳」内)

その辺りに建つ『千歳サケのふるさと館』(道の駅「サーモンパーク千歳」内)は、サケと北方圏淡水魚の一大アクアリウムです。館内にある大小の水槽には、サケを中心に、北方圏の様々な淡水魚120種類程(含一部海水魚)の生態が観察でき、淡水魚では国内最大級の巨大水槽があります。

中でも千歳川の流れを直接窓から観察することができる「水中観察室」は、一級河川ではおそらく世界でもここだけでは、とか―(必見です!)。

ライトアップされた巨大水槽は、淡水魚では、国内最大級!

ライトアップされた巨大水槽は、淡水魚では、国内最大級!

川の左岸30mに渡り、縦1.0m×横2.0m×厚さ8.5㎝のアクリル製の窓が7つ水中に設置され、川の中の様子が観察できるようになっています。

川の左岸30mに渡り、縦1.0m×横2.0m×厚さ8.5㎝のアクリル製の窓が7つ水中に設置され、川の中の様子が観察できるようになっています。

「水中観察室」は千歳川の護岸の一部で、支笏湖から約30㎞、石狩川河口から約70㎞のところに位置。囲いもなく、給餌もせず、冬季以外は照明もしない、自然のままの千歳川の様子が観察できます

「水中観察室」は千歳川の護岸の一部で、支笏湖から約30㎞、石狩川河口から約70㎞のところに位置。囲いもなく、給餌もせず、冬季以外は照明もしない、自然のままの千歳川の様子が観察できます。

4年間の旅の後、千歳川に戻ったサケ達が「水中観察室」から見える。(写真提供)『千歳サケのふるさと館』

4年間の旅の後、千歳川に戻ったサケ達が「水中観察室」から見える。(写真提供)『千歳サケのふるさと館』

「インディアン水車」でのサケの捕獲は、例年8月中旬から12月中旬まで行われ、今年の11月30日時点での捕獲量は、昨年比9.5万匹の20万匹超です。

春、山の雪解け水が森林によって作られた腐葉土を溶かして川に流れ込むと、サケの稚魚たちはそれに乗って一斉に川を下り、海に向かいます。オホーツク海、ベーリング海と、遥か北太平洋を回遊し、4年間、1万キロにも及ぶ旅の後、60センチ程に成長したサケ達は、再び千歳川に帰ってきます。その時、聞けるものなら、サケ達から「旅の話」を聞いてみたいものです―。

※協力 『千歳サケのふるさと館』 住所:千歳市花園2丁目312番地、電話:0123-42-3001